GHP - CLASSIC GUITAR
BACK

もくじ
- はじめに
- 右手
- 教本
- 練習
- 弦のプランティング
- 良いギター
- 音質
- 曲の構造
- 弦
- ギター本体

はじめに
・いやまあせっかくだしクラシックギター系の事をここに集めようかなと思ってます弾き方とかなにがしとか
・このページは私がクラシックギターを勉強するうえで割と有用だった話だったりを自分向けだったりにまとめるページですよ。
・曲がりなりにも人にクラシックギターを教える立場だったし。どこかにそのアセットがあっても良いはず。
もどる

右手(20240225)
・爪とか手とか写真記録のために(昔の中学生のはっぴょうかいの映像みてもほとんど変わらず...)
・書きかけ
もどる

練習
・1)良い音 : 3弦でひたすらスケールをゆっくりやる
・2) 基礎練習は自分の苦手なことをする。
・3) スラー、平行移動、右だったらmamamamamamamamamamaとか(1)a, (2)m, (1)i, とかそういうの
もどる

教本
ドレミ楽譜 吉田光三 : クラシック・ギター教本
・地元の音楽ショップで雑に手に取って買ってみようかといわれて親に買ってもらった本。これが幸運だった。
・良いところ : 写真付きで、基本的な考え方から、名曲の譜面まで網羅している(禁じられた遊び、アルハンブラの思い出)
・悪いところ : 若干記述が不親切。多分現代奏法からやや乖離している。
・名曲もカバーしているのと写真そこそこ豊富でよいです。写真はクラシック系楽器教本あるあるで、最初の数ページと、あとは特殊技法系が多い
・全体を通して、まず「音を出して」ストイックに弾くことに重点が置かれている。
・楽譜の読み方の基礎(いわゆる基礎楽典)がト音記号の範囲で*見開き2ページ*でわかる。これはめちゃめちゃに重要な点で、分解して進めるよりは一撃必殺な書き方で素晴らしい。
・単音を丁寧に出して、平仮名で拍子が書いてあり通じる書き方であることもかなり高評価。
・技法的には結構時代を感じる教本で、いわゆるプランティングとかの話には一切触れていない。
・教本はいわゆる手首が自然に垂れ下がる脱力した極めて伝統的な弾き方で、良い音が出せて不便なくて長い間ケガすることなければこれでも全然いいと思う
・スケールの項に申し訳程度にコードが載ってます。ですが、これは今のクラシックギターの教本をずらりと並べるとかなり希少価値が高く、重要な点という認識。
・例えばギター知ってる方からEメジャーとかBm7~とか言われても知らないとまずわからない。教本でそれが欠けていたらギターという文脈でもまずわからない。
・コードをちゃんと書いてあることは、クラシックギター以外のギターの共通言語を学べるという意味で非常にオマケとしてついてくるだけでかなりありがたい存在。
・クラシックギターだけ弾けてもほかのギターの方についていけないとか割とありがち...それをカバーできている意味でも良い教本。ピュアにカッコ悪いからな。
・特殊トレモロ(さくら変奏曲の最初の琴の想起部分で使われる)の項が若干混乱するかな。
・写真がモノクロで不鮮明なので、当時トレモロはpima全部爪を重ねてがりがり弾くものだと思っていた。これは間違ってたのでよく覚えている
・あとは最初の右指の弦に対する良い形の矢印の意味が今みてもわからないなこれ...言いたいことは斜めに擦るとノイズが出て力が抜けちゃうことを言いたいはず。
・議論が分かれるところだけど弦に対するタッチがほとんど描かれていないので、教本の良いタッチの通りに指→爪をそのままぶち当てると二回弦に当たりが発生してカチカチ音が鳴る。
・このカチカチ音を雑音とみなすか(フラメンコだと割とあるタッチ。だけど爆速なので気づかない)、もしくはこの雑音を良いノリだとみなすかというのが割と自分で考えないといけない。
・教本で練習した後に「現代ギター」をはじめて存在を知ったので(地方なので雑誌が無い時代)、雑誌の日本人のコンクール出てる方の手がほとんどナナメで、なぜ教本の通りじゃないんだろうというのがよくあった。
・演奏方法のコモディティ化が発生した後だったのでまあ議論の余地はある(悪いところ取り入れる必要性はないけど合理的である必要性をいえる立場でもない)
・オチとしては、良いタッチは参考までに、耳を信じる!(好きな演奏家の音色にちょっとでも近づける)
・あとは文中に「嫌な爪の音は絶対に出してはいけません」とあるんだけど、嫌な爪の音から始めないといけないですがたぶん良い音が出せればこの話はいったんおいとくのがよさそう。
・ここが生で音楽をするところ足りえる部分なんだけど、ただでさえ難しい分野の楽器なのでさすがにここからはいわゆる「先生」につかないとわからないところになる。
・教本でもう一つ良いところがあって、その雑音だったりタッチについて極めておおざっぱに書かれていること。
・つまり、ギターの音質、ノイズなど、とてもメンドクサイ部分に触れていないことは個人的にめっちゃ重要な点だと思っています。
・例えばプランティングだけ取り出しても総合的に良い音楽にならないので、それよりも総合的に譜面を読んで演奏したときに良い音楽になるかというのが最初の重要な点だと思う。
・もう、初心者から弦をつかむというのは意識すべきだけど(確実に音が出せる準備ができる)きわめて難易度が高い。
・あとは伝統的なクラシックギターの楽器の場合は、押すように弾くとかいわれたり何がしあるんだけど、マジで耳が良いならそれは些細な問題で「使い分ける問題」であるという認識
・総評してあまりスキのない独習向けのテキストなんだけど、やっぱり実際に習わないとわからないところが多いのでそれはこの本以外で補填しないといけない。
・あとはテンポについてちょっとスキがある感じがする。実際には変拍子だったりシンコペーションを伴うものがあったりなどするので。
・アーティキュレーション系もちょっと弱い。なので読み解かないといけない(趣味の問題だからあえて書かないんだろうか)
・いろいろ書いたけどまぁいい本。
【楽譜】小原安正:教室用新ギター教本
・良いところ : ボリューム多い。自分で譜面を考える癖が付けられるはず。名曲もとりあえずある。この本の熱いところは徹底的な基礎の習得にある。
・いまいち : 写真なし。ギターの弾き方について書いていないといっていいほど不足気味。基礎楽典が無いので譜面の読み方が分からない。
・青本って言われたらこの本を指す。(というのを首都圏に来てはじめて知った)
・以下ピュアな感想です。この本で学んでいないので、読んで教本として使えるかを吟味したことがあってこの本を一通り大体終わらせてからの話。
・まずこの本は写真無し。なので独習向けではない。好きな曲までの道のりが長いと感じる方もいらっしゃるような気がする。
・タイムの練習(クリック練習)の基礎をみっちりやると音楽全体の構造が固まるのでギターを触媒として練習する場合には""""絶対""""に良い。
・この写真無しの本系結構いまとなっては辛くて、いざ教室やめた後お手本になるイメージ媒体がないので非常に難しい気がする。(やめた後自分で練習する人はほかの本買いながら並行してやるしやらない人はそのまま本棚いき)
・なので、独習する場合は前述のクラシック・ギター教本をある程度進めてから青本取ると良いかもしれないけど、ストイックすぎてちょっと敷居高いと思う。
・サインスデラマーサのレッスンはとても厳しかったというのが方々で語られていてどんなに賞を取っていたとしても基礎を徹底的にレッスンで学んでからというのが根底にあってそれにならってる認識。
・まじでプロ目指したりする方はこの本からなのかそれとも洋書なのか...
・密度と量が多い。この本やるのか~って考えると若干萎えるかな。ギターというよりは音楽の本という感じでみたほうが良い。
・で、いろいろ書いたけどこれの良いところは練習の目的、なぜ練習しなければならないのかを「読み解くところ」を養うのが良いところ。
・カルカッシ本もそうだけど、何も書かれていないプリミティブな小曲が大量に書かれていて、「どう演奏するか」「何が見えているのか」「T, D, sDの構造がちゃんとあるのでどう聞かせたいのか」が俯瞰できるようになるところ。
・お経みたいに演奏することが多くなりがちな独習だとこの辺を教えられながらやるのとそうじゃないのは大違いで、「練習の方法を学ぶ」という意味では極めて重要な書籍な気がする。
・あとは書いていないことが多いので自分で考える癖が付けれる(カルチャーセンターでやるにはなかなか手ごわい話題)
・手とり足取りにも限界があって、守破離でいうと破離を手助けしてくれる感じがする。
・総合的に教室用と割り切っているので、足りないところは全部先生から補助してくれるという認識。そうじゃないとこのテキストだけではギターの習得は難しいようにみえる。
・一方でこうしなければいけない、ということが書いてないので逆説的に自由度がかなり与えられてはいる(昔の教本もそうなんだけど写真が鮮明じゃないのでいまいちだったり、ネットが発達していない場合は最初にみた親鳥的なフォームになりがち)
ギターメトード : 基礎 (田口修一)
ギターメトード : 基礎Vol.2 (田口修一)
・このギターメトードは現状超お勧め。初学者で多分今ならこの本で良いのかなと思う。
・良いところ : 右手、左手の使い方がみっちり書いてある。ギターらしい音色出すならこの本で勉強すれば多分間違いなし。
・いまいち : みんなが知ってる名曲が書いてない。記号多すぎ。
・こちらも伝統的なフォームで練習を迫るもの。ただかなり現代寄り。
・この本のすごいところは指の力が衰えてもクラシックギターが弾けるような方法を最初から説明していること。
・つまり、脱力を透過的に伝えてくれているところ。
・右手とタッチを「親切に」かなり詳しく説明している本は邦書ではこれくらいしかないんじゃなかろうか...
・プランティングについて書いてある。なぜ、プランティングしないといけないのか、というのをが数行書いてある。
・右手でプランティング -> 左手を準備 → 右手で発音なので、これを間違えるとスラーみたいに聞こえてしまう。
・これちゃんと明文化してあるの本当に貴重。
・右手は特に消音についてかなり丁寧に書いてある。多分この本を使って練習した場合、初心者が躓くのはこのあたりかもしれない。
・あと初学者で何も音楽がまっさらな方に消音を説明するのは極めて難しくて、音せっかく鳴らしているのになぜ消すの、というのを説明しないといけないはずで。
・耳で聞いて、例になるものが無ければ多分難しいんじゃないかな。
・あとこの本の特筆すべきは左手の使い方。たいていの教本だと親指をはみ出すなとかもろもろ書いてあるんだけど、それは「基本的なフォーム」なのであって、実際には裏側を自由自在に動く。
・それを明文化しているところ、左手の関節の固定化を文章にしているところ、気楽に弾いても良いことをちゃんと書いてあるのは素晴らしい。
・ギターのアルバイト時は80超えたお婆さんから60歳くらいまでの層が多かったので、リウマチだったり、指が不自由だったりされるかたがかなりいらっしゃったので感銘を受けました。
・この「基礎」、「基礎 Vol.2」はギタープレイヤーを含めて「知ってる曲が無い」ので、知ってる曲系を別途買わないといけないはず。
・カルッリとかカルカッシとかカーノ、ソルの練習曲などが基礎 Vol.2に納められているがクラシックギター学習者なら知ってるけど、そうじゃないと何それとなってしまう。
・あとは、記号を導入しているのですが、実際に購入する不親切な譜面だと記号類がびっくりするくらい一切ない場合が多いので(書いてあっても間違ってることもあるし)
・;自分で考える必要があるので能動的に考えるようになるまでの導入が必要なのかなと思います。
・一方、初心者の場合は何もかもわからないからそういうアドバンストなことは全然後でも良いかもしれない。
・セゴビアの20のエチュード
・これだけはやっとけ(No.1から3声ですが超ゆっくり弾けばOK)
・どっかのききかじりだけどホセルイスゴンザレス ・さて、
・ここから書きかけ
・Parkning本
・石桁楽典本
・ホールで演奏する段階になったら覚えれば良いし、普段ホールやハチャメチャに広い部屋で演奏できるからじゃなければまだ考えなくていい。
・音楽あるあるの、お作法的なところで躓くと、それは音出すよりも先に嫌なことが脳裏にちらつくので*絶対に先に進まない*ので、それは非常にもったいない。
・滝つぼ式に振り落とすことはいろんな意見があるかもしれんけど、あんまり良くないかな...
・あと音量や音質はギターも現代的にダブルトップもスモールマンタイプもあるし(どちらもそこそこお値段するけど)割と些細な問題という認識。
・初心者はまず音を出すところでかなり精いっぱいなはずなので、道具や工夫で補うのは良いことだと思う。
もどる

ギター曲の構造と目的だったりオチを頑張って理解する
・最初は大抵自分で作曲しないから何かしらのエチュードだったりを元に曲を弾くことになる
・数小節だったり、指の練習だったりそういうの。曲とひとくちにいってもまず「何」なのかを意識しないといけない。
・目の前に譜面があったら、何が目的なのかをタイトルだったり作曲者だったり、全体的な音符の密度だったり様式だったりを調べて忠実に弾く。なんかそれだけな気がする。
・解釈の違いが奏者によって異なる状況になるのでなんでそうなるのかを考察する、それによって音がどうなるのかを考察する。
・なんかその辺が趣味では楽しい気がする

ギターと音質
・いろんなギターがある。ある程度ギターがわかったら、"自分にとって"弾きやすいこと。"自分にとって"十分な音が出ること。"自分にとって"バランスがある程度とれていること。"自分にとって"好みの音質であること。
・最初は木材とか作った人とか弦高とかセラック手塗だ~とかいっぱい"""自分のこだわりポイント"""があるだけで、趣味でやるなら何やったっていいはず。
・マジでこれだけな気がする。
・加齢、その時のトレンドと自分の趣味で完璧に変わる
・昔とにかくC2が鳴ればいいと思っていた(つまりトーレスのウルフトーンよりもさらに下)という時期があった。
・いまはもっと「バランスよく」「しぶとく」「香るような」「音量は気にしない」美しい音。
・バランス : 弦全部がどのポジションでも割と鳴る。つまるところはあっても弾きづらいことはない感じ。
・しぶとく : 数ひかないとわからないけどアルカンヘルとかそういうの(発音まで気が抜けない感じのもので、発音しても期待通りになかなかならないが非常に美しい音色系)
・音量は気にしない : 某マエストロがおっしゃってたけど大きい音ならバイオリンだったりピアノを聞けばいいし、大きくしたい場合はマイク使えばいい。
・美しい音 : オチにかかわる。人の感情や好みは年齢とともに変化する。「変化」を受け入れるかどうかというところ。今は本当に美しい音で楽になってもらえればええ...(マドリー系のように)
・良いという絶対基準 : フレット音痴だったらそれは悪いものです。名器でもあるらしいが見たこと無し。
・具体的には? : どうしてもマドリッド系になるけど、アルカンヘル、マルセロバルベロ、マヌエルカセレスとかその辺...邦人の方はわからない。法人の方の作品はいつも「無い」のでなかなか機会が...
・音質
・画質と同じ。音質をどう定義するかというのを研究から見るのが早い気がする。
・https://www.nhk.or.jp/strl/publica/rd/126/7.html
・ギターの多様性がかなりあるのはこの音質によるものと思っても良いし、クラシックに限らず「違った音」を求めて色々みることになる。
・音量
・オチ : 楽器が音量がでければでかいほど良いわけではないがあった方が良い。小さいと音小さいな、と思ってしまって力んでしまうので(そういう生徒さんいらっしゃいました)
・日本はおおよそ畳とふすまの住居なので色々求められていた背景があって今もそう。海外は石づくりの場所がいっぱいあるので響く。
・良い楽器を一度でもいいから数をさわること。
・オチ2 : 1000万以上の楽器も、400万くらいの楽器も、30万くらいの楽器もベースは大体同じであとはもうバランスとか嗜好とかそういうのになる。鳴らせる鳴らせないとかもあるけど人で方向性がちがうし、演奏する部屋しだいでいろいろ変わってしまい、単純な比較ができない。楽器屋さん特有の弦の統一もあって難しい。
・委託品の場合、張る弦の指定がオーナーからある場合はそれになる。
・ギタルラ社のHPが含蓄があって良い。
・おれも耳が遠くなる家系なので将来的にはスモールマンタイプにうつるとおもう。
・この辺りを推測しながら楽しむのもオーセンティックなものなので怖がる必要性はない。みんな弾いてはほかのに乗り移る(という印象がある名器を語る1~3をみたけっか)
もどる

音質
・音小さいけど音質が~という話があるが、音質についてはその人それぞれの心地いいものがあるので定量化できない。定性的なものはわかる。
もどる

プランティング
・かきかけ
・プランティング自体は音ではなく、前準備してミスを少なく、確実に弦をとらえることができる一連の動作を苗植えになぞらえていると理解している。
・Pumping Nylonが初出とされている模様良い。
・オチ : プランティング面白い話題だし現代ギターでも特集やってるけど、世の中の人のタッチは一枚岩じゃないので好きなタッチ探すと良いかもしれない。
・youtubeにいっぱいある。
・指の形も色々だし力も様々。
もどる


・クラシックギターの弦について書く
・書きかけ
・沼。1,2,3弦がカーボンかナイロン混ぜ物系か新しい素材なのかで割と変わる。6, 5, 4は軽い弦だと楽器の個性が割と出る
・明らかに小学生、中学生時代と比べて弦自体の質が変わっている。
・弦はあくまでも触媒なんだけど弦がエネルギーを発して木を震わせるだけと思われがちだけどバランス。ギターは一発震わせたら終わりなので。
・楽器にあうあわないというのはよく言われるけど自分が好きな音を出せたら合うとされるはず。
もどる

ギター本体のメモ
・楽器屋さんで試奏させていただいた時の率直な感想をそれぞれ以下...(自分が感じたことを言語化することはとても大事だと思っている。どうしても鼻につくようなものになるが...)
・いわゆる個人の感想になるので、実際に弾いた方のタッチ諸々でまるで変ってしまうはず。メモする理由は私が忘れるからです!
・ラインナップが日本とスペイン系に寄ってるのはこれこそ私の嗜好なので他意はなく。趣味なので...
・あと音量系はあんまり私自身は気にしていません。弾いている場所にかなり依存することが結構おおきいので...
・大体あたらしいものから書いている(古くなるにしたがって下に行くというスタック系で...)
・----------------------------------------------
・mc:サントスエルナンデス(1936) : 究極すぎる。音量はモダンギターと比べると明らかに小さい。芯があり細めの線にジューシーな輝いた宝石みたいな何かがまとわりついている感じ。なにこれ...低音は木質的でモダンギターとは明らかに質が違うが面積が小さいんだけど重くてはっきりとしている。無駄な音がない。腹に響く感じではなく弾いた音が周りにどんどん染み込んでいくような感じ。良いギターらしいギターの原点という感じ。
・mc:サントスエルナンデス(1941) : 36と全然違う。低音がドスがきいてるけど現代の音色ではなくもっとこう、なんというかくすんでいるというか...(好き)
・mc:ハウザー1世(1924) : イェランセルシェルがコンサートで使った個体らしい。音はモダンギターと比べると強い芯を感じて、弾き方がしょっぱいとまるで鳴らない(端的に指先にかなり力をこめないといけない)。さらに指先をからめるように抜くと、妖艶な音が出て、かつ信じられないほどバランスが良い。音色は木質的でモダンギターと比べるとまるで違うもの。こちらも周りに音が染み込んでいくもの。これまでハウザーコピーいろいろ弾いたけどまるで印象が変わってしまった。原点はここなんだな。
・mc:ホセラミレス1世 : 軽い。薄い。音量はモダンギター以下なのはいいとして(それはそう)。なんでこのあたりのモノって弾くとホッとするんだろうな。優しい音色。弦はカンティーガにハナバッハ黒(123)というものだがそれを感じさせないくらい端正なもの。今のラミレスとはまるで違う。
・mc:マヌエルラミレス : すさまじい修理傷がある。軽い。ウルフが低めに設定されているようだけど、後天的なものなのかオーナーによって変わったのかは不明。全部バランスがいいし何これ。音量は現代に近づいている感じはする。コンサートタイプに近づいている感じ。焦げたような音色。
・mc:エルナンデス・イ・アグアド(1961) : 音が完璧にコンサートギターのそれ。なぜコンサートをされている方がこの辺を使っているのがよくわかる。音色は無色透明だけど低音にいくにしたがって包み込むような木質的なもの。鳴りがモダンにかなり近いが、古いギターの音色も残している感じ。象牙というかプラチナというかそんな音色
・mc:ジョンギルバート : ピンタイプではないもの。重く、現代な感じ。音色は色彩豊かで(虹色)音量も豊かで、良い音色を大きくできている感じ。ネックが超太目。わしは全然OKで、太い方が実はグリップがよかったりするので弾きやすさは抜群だった。
・mc:マーチンフリーソン : この中では弾かれており起きているギターだった。良い音色。ジューシーなんだけど焙煎されたような香ばしい感じの音色。音の芯が完璧にそろっているバランスが良いギターだった。
・mc:佐々木聰 : なんか日本人離れしている感じの音色、水色というかなんというか(空みたいな感じ)が出てて音量もある。乾いた音色。最近何本かようやく製作されている方の模様。どこで手に入るんだろう...
・mc:松井邦義 : 本当に日本人なのかな、という感じの音色が出る。こげ茶色で音量よりも音色重視な感じ。絹糸に塩辛い音が鳴ってる感じでいいギターだぞ、と語られるような感じ。ネック、ボディはかなり小柄。
・kgh:マルセリーノロペス(2013, No.989 サントスエルナンデスモデル) : 実は本店とDrSndさんで2回弾いたことがあるんだけど、明らかに音色はサントスエルナンデス(1936)の音色をうまくコピーできている感じ。マルセリーノロペスについては音量よりは音質というのがよく調べると出てくるが、それはただの誰かの文言のコピーではなく、マジでその通りである。音色は木質的で弾いた音が周りに染み込んでいくもの。ウルフはかなり高めでそれが割と本家とは異なる感じを受ける。低音を引いたときの質がモダンギターとは明らかに違うもので引き締まった芯をついたものという感じ。高温にいくにつれてジューシーなものが広がる感じ。
・kgd:マヌエル・カセレス(1980) : アルカンヘル工房品らしいしっかり弾かないと音が出ないが出た時の艶が素晴らしい。年代のわりにかなり若い音で無色透明な(若干シルクというかそんな感じ)構造物みたいな音色がする。この時代のカセレスはネックがちょっとスクウェアタイプなのかな...(私は全然OK)
・kgd:ホセ・オルテガ(1890) : グラナダギター。いろんなサイトで見かけていたやつ。ゴルペついたりはがしたりというものでもうビンテージという感じ。超薄くて5, 6センチくらいしか厚みがない。E, Fくらいにウルフがあって重くてふくよかな音が出る。コルクのようなギュッとしているようなツンとしている感じで決して振り向いてくれない感じ。黄色い古い大理石みたいな感じ。
・kgd:フレタイーホス(1994) : 杉。これまた音色重視のもので、ウルフがB♭位にあってかなり高め。薄い。弾くとおいしい(マジでおいしい)音色が周りに飛ぶ。こちらはおいしい音色が染み込むのではなくて弾んで飛ぶ。モダンギターと比べると音量は手元では小さめに聞こえる。当時としてはたぶん革新的。
・kgd:フレタ(1957) : 松。ナルシソイエペスが録音で使ったとされるもの。ふんにゃか千万円する。ウルフはG位にある。音色は明らかに太く、大きい包むような音量が鳴る。象牙色というかミルクというか。ただ音色のバランスはモダンギターのそれにかなり近い。こんなギターがこの時代に作られていたのか(オーナーを回って変わった可能性もあるけど)ネックがかなり太目。というか650だけどもともとたぶん660だったんじゃないか、というくらいナットの位置がずれているように見える。売れた模様...
・kgd:フレタ(1956) : 松。見た目はかなり修理されていてゴルペが貼ってあったような痕跡。表面板がうねりまくってる。弾くと音量もあるんだけどジューシーな木のエキスみたいな音色がグーッと伸びていく。同じタイミングで弾かせてもらったイエペス使用のよりも良い気がする。持った時の感覚が厚め。660だった気がする。
・kgd:岩田 : 日本人離れしている音色が出る。...古い楽器のコンサートで使えるような音量としみるような名器の音がする。ネックも重く、私はとても好みだった。ダークな、黒に近い焦げ茶色の音色がグッと伸びる。マジで謎なんだが...
・kgd:パウリーノ・ベルナベ(1世) : 松ハカ。ベルナベ本人の作のもの。音色がモダンのそれより音色重視な感じ。良い。テンションはかなり低いんだけど酸っぱく、焦げたような香ばしい音色がする。意地悪にひいても、ひねくれているような音色がでない。ちょっとしか弾けてなかったけど心地よくしゃべってる感じのような音色。いいモダンギターとは何かを再確認させられるもの。
・kgy:パウリーノ・ベルナベ(Modelo-50 2023) : 松マダ。音でかすぎ。音色自体は巨大な感じで一人ではなくみんなでかじりたくなるような巨大なうまいステーキみたいな感じ。1人じゃなくてみんなで弾いて聞いて遊びたくなる感じ。横に太い弦が並んでるような圧倒的なパワーがある
・kgo:マルセリーノロペス(1966, No.434) : なんかモダンギターのドスのきいた音がする。音色もジューシーな染み込むような音色がばっちり響いて、ちゃんとしていてとてもいいギターな気がする。マルセリーノロペスを期待するとちょっと違う感じでマドリード系の音。
・kgo:ペドロ・バルブエナ(2005) : マドリード系の音色。ギターの音が膨らんで周りに弾むんだけど、ギターらしい音色が周りに染み込みながら響く。手元でも音がよくわかる。超いいギターだった。
・kgh:マルセロ・バルベロ・イーホ(1984) : ドスのきいた感じでアルカンヘル工房のものを強く感じさせるもの。しっかり弾かないと音が出ない。お店の方曰くいろいろ候補として弾かれて最後に残るんだけど選ばれないものと言っていたがそんなことはないような気もする...音色はスペインな感じでがさついた象牙のような感じ。私が手にしたときは糸巻が壊れていたがそのあたりもいろいろあるのかな。
・kgh:アルカンヘルフェルナンデス : フラメンコモデル。込み入ったギターの音がする。古いドスのきいた、張りのある声で話しかけられているような感じの音色。音色自体には色はなくて、カラっと乾いている感じ。
・kgh:ハウザー3世(1988) : 軽くて鳴らしやすい。黒い象牙を薄く切ったような音色がする。音量はモダンギターよりはちょい下くらいで非常に聞いてて疲れないしアクションも素晴らしい。スキなし。なにこれ...
・kgh:長崎祐一(2019) : 松。アクションがちょっと高めで、張りがあって音色はピンピンとしている空色。ドライ系ですっきりとしていて非常に好きな音色。現代的なギターよりは少し古いギターという感じで好き。
・kgd:栗山大輔(バルベロモデル2019 80号) : 日本人とは思えない感じで鳴ってくれる。音量よりは音質という感じなんだけど周りがちょいラウドな状態だった。現代的なギターの音量と音色がまとわりついている、白い刺さるような音色感覚。
・kgd:ホセヤコピ(1) : ふっくらした海外の2,3癖くらいある大きいパンみたいな音色。弾いたときにギュッとした何かを感じる。明らかに現代スペインのものでもないしヨーロッパの感じでもない音色と持った時の感覚がする。
・kgd:ホセヤコピ(2) : ふっくらした海外の2,3癖くらいある大きいパンみたいな音色その2。セットアップが甘いのかテンションがへにゃってて(弦高ぎりぎり...)ちゃんとセットアップしないとたぶん本来の音色がわからない感じがするがおそらくこれが今の音色なんだろうという感じ。こういうのが弾きたい。
・sgk:ロマニリョス(el luke) : ほぼ遺作に近いもの(だがほとんど息子さん側が組み立てているもの)ニスの塗筋がすごいもので音色は新作なのにかなり現代的な感じで響いて、低音は下に沈む感じで高音は丸い透明なものが何かが飛んでいく感じ。ザ・コンサートタイプなもの。ネックがかなり太目だがわしは本当に好き。
・sgk:ホセルビオ : 年代わからなかったがPF作とのこと。音色は現代のギター、コンサートタイプです、という感じのもの。暗い(オレンジ色のような墨のような)音色で、弾むというよりゆっくり流れるような響き具合。音量はモダンギターよりちょっと抑えめになっている。
・sgk:アルカンヘルフェルナンデス(2003) : つやっつや。いい音色。マドリードギターにしては薄く、持ちやすい。無色透明な音色だがシルクのような無地の高級キャンバスみたいな音色。テンションも低くてめっちゃ弾きやすい。
・sgk:アルベルトネジメオーノ : ギター製作本で有名な方。ウルフはかなり高い。音色はコリッコリなのもので、酸っぱく、腰高な感じでコンサートタイプな感覚。ネックが四角に近いものでギター自体の共振振動数もかなり高めな印象。黒い透明な細い線が空中に浮かぶような音色。
・sgk:ジム・フリーズン(2009) : 北海道で製作されている模様(ふるさと納税の返礼品にもある)。感触は、おお、私はギターという感じ。木質的な音色で、松なのにスギみたいなジューシーさをまとったもので音量もある。弾いたときの反発に指が負けないように丁寧に弾く必要がある。モダンギターよりはちょっと古めのギターに近い音色がする。貴重な感じがする。
・ygg:マヌエルベラスケス(1969) : 小さくて持ちやすい。音量よりは音色という感じ。じわっと染み込むタイプのオールド名器にあるような音色。ちゃんとしたタッチで弾かないとまるで音が出ない手ごわいもの。色は無色透明な束がサクサク動いているようなもの。コンサートタイプかどうかはわからない。めちゃんこいい音色でずっと弾き続けてしまった...すまぬ。というかマジでこんな楽器あるんだなという感じ。
・ygg:アルカンヘルフェルナンデス(マルセロバルベロ仕掛品) : 音量はモダンギターよりはないが圧倒的な音色の存在感、木質的だけど艶のある飴色というかオレンジ色の鋭いボールが刺さるようなもの。コンサートタイプでもない感じだしなにこれ...一人でもみんなでも聴けるもので象牙色というかミルクというか大理石というか...
・ygg:テオドロペレス(630) : 630を感じさせない割ときついテンション。音色はマドリードタイプだけど、なんか緑色というかビリジアンとシルクと硬質な透明感が混ざったボールがとぶ、モダンギターという音色とバランス。現代のギターを感じさせるもので好きなものだった。
・ygg:フレタイーホス(1966) : 良いフレタ。音量よりも全体的なバランスと粒立ちがはっきりしているもの。ドスのきいた音というよりはプルプルの音が周りに広がるもの。部屋で弾くにはかなり勿体ない感じ。カンティーガのアリアンス3rdだったので弦変えたらまた印象が違うものになりそう
・fes:君島聡(2022) : 松。音量があるし意匠も日本人のその層向けの素晴らしいもの。音色はモダンギターという感じでバランスが完璧。紫に近い藍色みたいな感じの音色。特筆すべきは圧倒的な弾きやすさ。でかいのに弾きやすい。
・fes:君島聡(202x) : 杉。ちょっと前のギターらしいが鳴る。コンサートタイプなアクションと音色。こちらもでかいのに弾きやすい感じ。両方のギターはギターの膨らんでるところが結構出っ張ってるので抱えるときにボリュームがある。
・fes:長崎祐一(2023) : 杉。めっちゃ良い。じわっと広がる音色が良いギターですよ、という感じでなかなかこんな音色を作る方はいない。赤と緑が混ざった自然な音が周りに広がって染み込むもの
・fes:長崎祐一(2022) : 松。ギターでござる、という音色。もうちょっと静かな場所で聞いてみたい。緑色に水色が混ざっているような空色。バランスがとてもいいのと、ギターって何?というのを再確認させられるもの。
・fes:ルイジロカット : 虹色の音色が周りに響く。ギターは音量ではない、ということがよくわかるもの。じわじわと広がる音色であった。会場が静かだったらもっといろいろ味わえたかもしれない。
・fes:山野輝滋 : ハウザーモデルの模様。良い音色で鳴るハウザーという感じ。日本人離れしている音色が出ている。隙間なく敷き詰めた派手さをグッと抑えた絨毯のような音色。
・fes:ジャンピエールマゼ : 会場が音だらけでちゃんと弾きたかったが音色がわかる。音量よりも丁寧に弾いてきれいな音が出る。瞑想的な声色という感じで、まだ木も若い感じを受けた。細い線にまとわりつくギュッとしたものがある音色。ちゃんと静かなところで弾いてみたいものだった。
・fes:小林一三(2022) : しっかりとしたタッチじゃないとならせないが、なるとつやっつやの音が出る。アルカンヘルモデルらしい。マジで!意匠は割と層向け。ネックは細く、日本人向けという感じはする。
・fes:フレタ(1958) : この時周りがエレキギターだらけで何一つわからなかった。気になったのはかなり補修が素人目に雑すぎて控えめに言ってやばい。さらに高音側のブリッジ(マジで弦止め)が割れて後ろ側が見えている状態で弦がつけられていた。駒が飛ぶのが怖すぎてすぐ試奏をやめてしまい...ちゃんとメンテされていることを願っている...。
・fes:中村玄太(2023) : 前にひいたときよりコンサートタイプになっていた。結構がちがちなものになっていてここまでコントロールできるのか、というもの。前に飛ぶような透明な音色が走っていくようなもの。
・fes:中村玄太(2022) : ふわっと広がる木質系のトーン。日本の方ではなかなかこういうのは無い気がする。色は本当に木の色というか森林系の音色。ただ高音側を弾いていくと突然針葉樹の葉っぱみたいな感じになる
・fes:村北昌嗣(2022) : 2台目らしい。トーレスタイプ。コートナルの本をお手本に作成されたらしいです。非常に低音側に意識が集中している感じの音色で高温がツンツンと針のようなものでもっと静かな場所で聞いてみたい。灰色でくすんでいる音色で非常に好み。アクションはかなり高めだが私は好きで、塗ってあるシェラックもかなり好き。
・fes:野辺雅史(2022, 2023) : じわっと広がる楽しいギター。なんか一台ほしくなるな。赤紫色な音色で染み込む系の音質。低音は芯がありかなり赤茶色の乾いた空というかそんな感じ。モダンギターとは結構違う方向性で好き。fesで弾いたときは新作特有の弦にもっていかれる系を感じるので2, 3年後に弾いてみたい。
・sgy:広瀬達彦(1999) : 音量がかなりある日本人離れしたカラっとした音色。空いている木の構造の音がそのまま出ている感じ。音色はギターのギザギザの部分を丁寧に切り取ってる感覚。
・sgk:ビセンテカリージョ : あれ、超いいギター。反応がめちゃんこ早いスペインギターという感じ。血に近い赤い音色と、暗い灰色の砂を転がしたような低音が出る。なんで売れてないの。
・sgk:ホセラミレスSPR-A : 松ラミレス。ギターという感じ。全部がバランスよく響いて癖がまるでない。肌色に近い音色が飛んでいく。ダイナミクスはつけづらい感じはするがまるで欠点がない。
・lgt:アントニオロペス(2012) : 変な言い方ですが30万でこれはやばい。ブレーシングは伝統的なもの。音量がベルナベ工房品らしくかなりあるもの。マドリード系のおとがストレートに出ている。良い個体。ピックアップがかつてつけられていたらしくエンドブロックに穴が開いているがそんなのは関係ない。良いものだった。すぐに売れたらしい...
・and:マルセロ・バルベロ・イーホ(1992) : アルカンヘル系のバランスがいい、透明な象牙、ミルクみたいな感じの音色が出る。音一つ一つがはっきりしていて分離がとても良い。音量もかなりあるので明らかにコンサートタイプ。なのにスペインギターという感じ。
・and:エンリケサンフェリュー : バリオスがこのシリーズを使っていたらしい。古い、なにかきしんだ音が鳴る。コンサートタイプに近い。こげ茶色の音色で意味が分からない言語で語りかけられているような感じ...全体的に小ぶりで薄い。
・oth:山本篤史(2021) : いま所有しているギター。音質がマジで良い。。弾いたときに染み渡るような音色が周りにひろがるようなもの。音量は控えめ。現代的なモダンギターとはやや異なる古いタイプのギターっぽい印象。付帯音が多いのでちゃんとコントロールしないといけない。ロゼッタが猫。ヘッドも猫。中のヒールも猫がいる。すごい。
・kgd:マヌエル・カセレス(1983) : 今所有しているもの。かなり外観がダメージでているが、音色が飴色でとてもよくて、マドリード系の飴色にちょっと焦げた何かがまとわりついている。弾いたときにギュッとした感覚がある古いマドリードとかアルカンヘル系のもの。ちゃんと弾かないと音が出ないし制御できないぞ、といわれてる感覚。これもタッチ結構大変なもの。あと全体的にむっくりしていてでかい。
・oth:YAMAHA G-250 : 表面がエゾ松、周りがローズ突板のベニヤでできてるやつで超古いタイプ(1980~くらい?わからん)。ギターらしい音が鳴る。現代のギターよりちょっと音量は控えめで、音色はなんというかチャンチャンとしているものでお気楽な感じ。あまり気負いすることがないもの。妻の実家に置かせてもらっている。
・oth:YAMAHA G-200 : 全部ベニヤでできているもの。私が生まれて初めて弾いたクラシックギター。音色、アクション、テンションはもう昔のままで気楽そのもの。何も変わらん。
・oth:Suzuki No.03 : 仙台で私の親戚が1969年ころに購入したもの。杉。抜群に音がいい。私がクラシックギターを始めて2台目に触ったもの。ネックは太く、658のスケール。ラミレスを意識している感じだけどブレーシングは古い河野みたいな感じ(ハーモニックバーの下に三に川を混ぜたような感じ)。音量はモダンギターより下でそこまで無いが、きれいに弾いたときの音が素晴らしい。逆に下手にひくとただのプラスチック片を叩きつけたような音がするのでこれで音色出しの訓練ができたといっても過言ではない...いまだに使っている。
もどる

BACK